前橋生まれの詩人、萩原朔太郎(1886~1942)の関連資料などを収蔵する前橋文学館の館長に朔太郎の孫に当たる映像作家の萩原朔美氏が就任した。「文学館の壁やガラスに朔太郎のさまざまな詩を掲示して、館内の至る所で言葉に出会えるようにする」。朔美氏は現在、多摩美大教授も務めており、文学館には当面週1、2回程度の出勤になりそうだが、早くも新機軸を打ち出している。演劇や雑誌発行などサブカルチャーの分野で実績のある人物の登場で、街の活性化にもつながるのではと期待が高まる。
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