九州産業大学(福岡市)は3月19日、7千倍の高倍率で観察できるカラー電子顕微鏡を開発したと発表した。光学顕微鏡と電子顕微鏡の画像を、独自の画像処理により高倍率でカラー化する装置を開発。システム全体で「蛍光電子顕微鏡」と命名した。光学顕微鏡は色を識別できるが、倍率が最大3千倍程度と低い。一方、電子顕微鏡は高倍率だが色を識別できない課題があった。同大によると、実用レベルとしては世界初。がん組織の病理診断などでの活用を見込んでおり、倍率を2万倍まで高め、2018年の製品化を目指す。
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