2015年度から全国の公立学校で働いている教員の採用選考状況を文部科学省がまとめたところ、受験者総数は約17万5千人、採用者総数は約3万2千人で、競争倍率は5.4倍だった。15年度の学校別倍率は小学校3.9倍(前年度比0.3ポイント減)、中学校7.2倍(同0.2ポイント減)、高校7.2倍(前年度比同じ)。都道府県・政令市別にみると、倍率が高かったのは鹿児島県の11.9倍、沖縄県の10.2倍など。最も低かったのは富山県の3.3倍で、大阪市が3.5倍で続いた。倍率は00年度(13.3倍)をピークに低下が続く。