山形県教育委員会の「探究型学習」の高校への導入を話し合う有識者会議(委員長・鬼武一夫東北文教大学長)は11月2日、複数の県立高校普通科を改編し、80人を定員とする「探究科」を2018年度から設置することなどを柱とする報告書をまとめた。県教委は来年3月までに導入校を決める予定だ。村山・最上、置賜、庄内の3地区に、それぞれ1校ずつ80人定員の探究科を設置する。1年生では共通のカリキュラムで学び、2年生以降、進路によって理数探究科と国際探究科に分かれる。今の中学1年が対象となり、普通科との併願も認める方向だ。