日銀が9月17日発表した資金循環統計によると、6月末の家計の金融資産残高は前年同期比で4.4%増の1717兆円と4四半期連続で過去最高を更新した。株式・出資金は前年比16%増の182兆円。うち株式は同18.6%増の101兆円と、2007年6月末以来、8年ぶりに100兆円を超えた。余裕資金で投信を買う動きも強まり、投資信託は同19%増の98兆円と、過去最高を更新した。現金と預金の総額は893兆円と前年同期比で2.2%増えた。現預金はなおも金融資産全体の半分強を占める。欧米に比べ預金の割合が高い状態が続く。