日本経済新聞社が7月13日まとめた2015年夏のボーナス調査(最終集計、7月2日現在)によると、全産業の平均支給額は14年夏比2.11%増の80万5858円となった。プラスは3年連続。好調な業績を背景に積み増す企業が広がり、リーマン・ショック後に初めて80万円台を回復した。今春に相次いだ賃上げの動きとともに、個人消費を下支えしそうだ。調査は上場企業などを対象に14年と比較可能な616社の数字をまとめた。業績が好調な電機や住宅などが加わり、中間集計(1.7%増)から伸び率が拡大した一方、支給額は約2万円減った。