日本初の本格的なロジカルシンキングを学習塾に導入した学習塾ロジム(東京・江東区、苅野進塾長/以下、ロジム)は、音羽の坂こども園(東京・文京 区、辻村あい代表)と提携したことを4月13日に発表した。ロジムは、小学校低学年向け論理思考力養成カリキュラム「ロジトレ」など小学生を中心とした教 材を提供している。今回の提携では、新たに幼児を対象とした「ロジトレ」を開発し、音羽の坂こども園に提供する。
幼児向けのロジトレには、 「みて、きいて、さわって、くらべてみよう」というコンセプトのもと、五感を大いに活用し、さまざまなものを比較するという作業を通して、将来の学習、論 理的思考力、コミュニケーション能力のベースを養成するカリキュラムになっている。そして、園児たちが、学習しているという意識を持つことなく、自然と論 理的思考力、クリエイティブな発想力を身につけ、コミュニケーションすることを楽しみながら習慣化することを狙っている。
2015年前半に は、さまざまなものを比較しながら共通項と差分を捉える能力を育成する「おなじかたちどーれ?」、短期記憶・集中力・判断力の養成を目的とした「フラッ シュハウス」、視覚と言語の関連づけ、連想から新たなものを獲得していく「どうぶつカードであそぼう」など多様なプログラムを予定している。
音 羽の坂こども園は、辻村人財コンサル株式会社が運営する保育園で、今年の4月1日に開園した。年齢や一人ひとりの成長に応じながらプログラムを組み立て、 子どもたちが学びながら楽しく生活をする幼児の学校を目指し、確かな学びを通じて子どもたちの未来に必要な能力の育成を掲げている。学びを大事にする各界 のプロフェッショナルをアクティビティの講師・監修に採用しているなど先進的な取り組みをしており、子どもの成長に合わせて生きるための思考力・知識運用 力の養成を行うロジムと目指す方向性が合致したことにより今回の提携は実現した。このプログラムは、週1回30分のアクティビティクラスにて実施。また、 毎日の「朝の会」にて、3~5分程度のゲームとしても導入されている。