オンライン英会話「ベストティーチャー」を運営する株式会社ベストティーチャー(東京・新宿区、宮地俊充代表)は、教育系出版社である株式会社旺文社(東京・新宿区、生駒大壱代表)からライセンス許諾を受け、「英検1級対策コース」「英検準1級対策コース」という2つの新オンラインレッスンを同時にリリースした。
各コースは、旺文社の『英検1級予想問題ドリル 改訂新版』をはじめとした4冊に掲載されている問題を元に構成されていて、オンラインによるライティングとスピーキングのレッスンが24時間受講できるようになっている。レッスンは、旺文社の書籍を購入しなくとも受講可能だ。
ベストティーチャーでは2014年8月に旺文社と提携し、オンラインレッスン「TOEFL iBT対策コース」をリリースしている。それが好評だったこともあり、今回は日本を代表する4技能テスト、英検1級と準1級対策コースをリリースする運びとなった。
英検1級、準1級の一次試験では英文による記述が求められるが、1級では指定されたトピックに200語程度で記述する問題、準1級ではEメールの返信文などを100語程度で記述する問題が出題される。
義務教育では、Eメールのライティングや社会問題に関する英文の書き方について学ぶ機会は少ない。そのため独学で英検を勉強する際には、自分の書いた文章が合っているかどうか、判断がつかない場合も多いだろう。それを解消できるのが同コースとなっていて、自分の書いた英文の改善点がわかったり、高得点が取れる英文のライティング方法を着実に身につけたりすることができる。
一方、英検1級の面接は与えられたトピックについてのスピーチとそれに関連する質問への回答、準1級は与えられた4コマのイラストの展開を口頭で説明し、その内容に関する質問に回答する形式となっている。同社が今回リリースした各コースを受講すれば、面接で話す内容を複数パターン準備することができる他、英語での受け答えに慣れることができるなど、独学では難しい面接対策をおこなうことが可能だ。
両コースとも月謝は 15120円(税込)で、個人だけではなく、学校や塾での利用も可能だ。集団塾では対応が難しいと考えられる、アウトプットスキルの育成を同社では提供していきたいとしている。