多摩美術大学が運営するギャラリー「アキバタマビ21」は、東京・秋葉原の電気街にほど近い文化芸術拠点「アーツ千代田3331」(東京都千代田区)内にある。2010年、廃校を再活用したアーツ千代田の開館と同時に設立。卒業後の若手芸術家のキャリア形成支援を目的に、年間約8回のグループ展を開く。参加作家のおよそ8割は同大・大学院の出身で、20代後半が中心。大きな特徴は作家自身が展覧会を企画運営することだ。大学からの援助金は1回あたり30万円。出展者は予算内でイベントや広報物、作品輸送などにかかる費用を賄う。