消費者庁と東京都は11月28日までに、先物取引への投資を説明するDVDを高額で大学生らに売りつけていた訪問販売会社「NINE」「Regaloe」「サンクチュアリ」の3社に対し、特定商取引法違反(勧誘目的不明示など)があったとして新規勧誘などを3カ月間禁じる業務停止を命じた。都は同様にDVDの購入を勧誘していた「Grace」にも特商法に基づく業務改善を指示した。2012年度以降、4社合計で約3100人が購入契約を結び、契約金額は約17億円に上るとみられる。12年度以降、業務停止命令を受けた3社について首都圏の消費生活センターに約680件の相談が寄せられていた。