府立大と京都市産業技術研 包括協定 締結

府立大(京都市左京区)と京都市産業技術研究所(下京区)は10月28日、科学技術に関する研究成果を産業振興につなげるための包括協定を締結した。互いの得意分野を生かしバイオテクノロジーを中心分野に据えながら、「食の安全」や伝統文化を支える科学技術の共同研究をしていく。伝統文化を支える科学技術の研究では、ほとんどが中国産に置き換わってしまった漆を府内で再び供給できる技術開発を進める。具体的なテーマとして、海外での需要が伸びている日本酒を、外国人の好みに合わせた味に改良することなども検討している。

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