リコー、キヤノンやセイコーエプソンなど国内精密大手が、設計データから立体物を造形する3D(3次元)プリンター事業に参入する。3Dプリンターは設計データをもとに樹脂などの材料を重ね塗りして立体物をつくる装置だ。通常は金属製の型(金型)に材料を流し込んで成形するが、3Dプリンターなら金型が必要ない。このためここ数年で、試作を中心に世界で急速に普及し始めた。2013年に約30億ドル(約3200億円)だった市場規模が、20年には約7倍に膨らむとの予測もある。
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