佐賀・武雄市、タブレットで「反転授業」 不登校児が減る効果も

佐賀県武雄市の全11小学校で今春からタブレット(多機能携帯端末)を使った「反転授業」が始まった。反転授業では自宅でタブレットの動画などを見て予習し、教室では分からなかったところを復習し応用に進む。教材は学習塾のワオ・コーポレーション(大阪市)と科学雑誌を発行するニュートンプレス(東京・渋谷)、市内小学校の教諭が共同開発した。3年生以上が算数、4年生以上が理科を学ぶ。

 市は4月、約2800人の全児童に端末を配り、5月から反転授業を始めた。月に2~3日は一般に公開し、保護者や住民に加え教材出版社や端末メーカーなども視察に訪れる。父母らの不安を取り除くとともに商機も生みつつある。

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