文部科学省は今春から、大学にある有望な特許を事業につなげるための新しい支援制度を始める。所管する独立行政法人、科学技術振興機構に、大学の優れた特許を集約して一元管理する。2014年度には10件ほどを選び、産学によるコンソーシアムを立ち上げる。1件あたり1800万円を支援し、実用化に向けた試験や試作品作りに取り組んでもらう。特許ごとに大学と利用したい企業とでコンソーシアムを作り、製品化するための技術開発や関連特許の取得に取り組む。特許を無駄にしないよう、実用化への橋渡し機能を強化し、産業の育成につなげる。