リソー教育の粉飾決算問題で、証券取引等監視委員会は、同社が水増しした約83億円の売り上げのうち約27億円は生徒側に返金すべきだとして、残る約56億円を粉飾額と認定することを決めた。返金対象となる生徒や元生徒は1万人を超えるという。監視委は7日、金融商品取引法違反で同社に約4億円の課徴金を科すよう金融庁に勧告する。リソー教育が設置した第三者委員会が2月10日に公表した報告書によると、同社は昨年8月までの6年半の間に、グループ全体で売り上げを計約83億800万円水増ししていた。
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