帝京大理工学部の学生らが手がける栃木県初の小型人工衛星「TeikyoSat-3」が打ち上げを控え、1月29日、同大宇都宮キャンパスで一般公開された。衛星は30日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)に引き渡され、2月28日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられるH2Aロケットに相乗りする。衛星は縦横32センチ、高さ37センチの準立方体。微生物の粘菌を載せ、無重量状態や宇宙放射線が与える影響を調べるのが目的。5年前から同大学生サークル「宇宙システム研究会」が開発し、県内企業約10社も協力して準備を進めてきた。