「卑弥呼の鏡」3Dプリンターで復元 光当て壁に反射 背面の文様、浮かぶ

京都国立博物館の村上隆学芸部長が1月29日、「卑弥呼の鏡」との説がある古代の青銅鏡「三角縁神獣鏡」の金属製レプリカを製作したところ、壁に投影した反射光の中に鏡の背面に刻んだ文様が浮かび上がる「魔鏡」と呼ばれる現象がおきたと発表した。こうした現象をおこす鏡は古代中国の漢代に登場。日本では江戸時代に隠れキリシタンが用いたものなどが知られるが、国内の古代鏡で確認されたのは初めてという。3次元(3D)プリンターを使い、精巧なレプリカを作って実験した。

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