論文・研究の不正防止策検討、作業部会設置へ

文部科学省は8月2日、論文の捏造や研究費の不正使用の多発に対し不正防止対策を検討する作業部会の設置を決めた。下村博文文部科学相が閣議後会見で秋をめどに対策をまとめると発表した。文科省はこれまでも、研究不正の対応や研究費管理の指針を作り、研究機関に対する告発窓口の設置促進、調査、罰則強化、研究倫理教材の作製支援などをしてきた。それでも京都府立医大や東京慈恵会医大、東京大などで論文や研究費の不正問題が相次ぎ、科学研究に対する信頼がゆらいでいる。今後、倫理教育の強化などの予防策を検討する。

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