文部科学省は9月29日、「通信教育の適正な実施・運営の確保のための基本的な指針等に関する検討会議」の第2回会合を開いた。広域通信制課程の運営と、通信制高校が設ける本校以外の施設に対する指導・監督の在り方などを議論した。大阪府の発表資料によると、府が認可する通信制高校は14校で、府外を含む通信教育連携協力施設は61施設に上る。府は、狭域通信制高校9校には2年に1回、広域通信制高校と株式会社立高校の計5校には毎年、実地調査を行っている。一方、連携協力施設が他都道府県に所在する場合を含め、全施設を訪問して運営状況を確認することは難しいとの課題を示した。
会合では、認可した都道府県と施設所在地の自治体との情報共有、サテライト施設における教育活動の把握、生徒の安全確保などが論点となった。現時点では制度改正や新たな基準が決定したものではなく、国が策定する基本指針に向けた検討段階である。通信制高校と連携する学習塾やサポート校にとっても、施設の位置付け、教員配置、募集活動、学習指導の記録などに関する監督が今後強化される可能性がある。会議の議論と基本指針の内容を継続して確認する必要がある。




