滋賀県草津市は2026年度、市立小中学校全20校の児童生徒約1万2000人を対象に、株式会社COMPASSが提供するAI型教材「Qubena(キュビナ)」の利用を開始した。対象は小学1年生から中学3年生までで、自治体単位で授業と家庭学習に活用する。
草津市は第4期教育振興基本計画で、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を掲げている。本年度から小学校で1コマ40分の授業を午前中に5時間行う時間割を導入し、午後には20分間の「学びタイム」を設けた。キュビナは通常授業に加え、この学びタイムでも活用される。
児童生徒は自分の課題に応じた問題に取り組み、教員は学習履歴を把握して支援に生かす。COMPASSによると、キュビナは全国220以上の自治体、約3300校、100万人以上が利用している。
今回の事例で注目されるのは、AI教材の配備だけでなく、授業時間の構成や自律学習の時間と組み合わせている点である。学校で個別学習が日常化すれば、学習塾には問題演習の提供だけでなく、目標設定、学習計画、対話的な指導などで独自の役割を示すことが求められる。



