月刊私塾界2026年7月号(通巻543号)...

巻頭言  ビジネスの長期的な成功に創造性が不可欠であることは常識だが、多くのリーダーがその引き出し方に頭を悩ませている。リーダーはどのようにして、自分自身やチームの発想力を引き出せばよいのか。まず必要なのは、創造性に対する思い込みを捨てることだ。創造性は、アーティストやデザイナーなど...

月刊私塾界2026年6月号(通巻542号)...

巻頭言 「自分にはできる」という自信は原動力となる。これは多くのビジネスパーソンが直感的に理解しているだろう。ただし、組織を動かすには、個々人が持つ自信あるいは信念とは別に、もう一つの力が求められる。「このチームならできる」という集合的な信念、すなわち「集団的効力感」である。 複数の...

月刊私塾界2026年5月号(通巻541号)...

巻頭言  ストレスマネジメント。 貴社は取り組んでいるだろうか。 厚生労働省の「令和5年 労働安全衛生調査(実態調査)」によると、仕事や職業生活に強い不安やストレスを感じている労働者は約8割いるという。いうなれば、働く人は「ストレスを抱えているのが当たり前」という状況だ。もちろん、こ...

私塾界リーダーズフォーラム 2026 S/S...

 6月2日(火)に御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて、「私塾界リーダーズフォーラム2026 Spring / Summer Team It」を開催いたします。 季節講習や新年度の募集を時代のニーズに合わせたスタイルにするための方法を、皆さまとともに考えてまいります。 今回のフォー...

月刊私塾界最新号

月刊私塾界2026年7月号(通巻543号)

巻頭言  ビジネスの長期的な成功に創造性が不可欠であることは常識だが、多くのリーダーがその引き出し方に頭を悩ませている。リーダーはどのようにして、自分自身やチームの発想力を引き出せばよいのか。まず必要なのは、創造性に対する思い込みを捨てることだ。創造性は、アーティ...

塾ニュース|塾・企業

第34回「数検」グランプリ、受賞者・団体が決定

文部科学大臣賞は6人中4人が小中学生 若年層の活躍目立つ  公益財団法人日本数学検定協会は、2025年度に実用数学技能検定「数検」を受検し、優秀な成績を収めた個人・団体に贈る「第34回実用数学...

塾ニュース|教育ICT

Polaris.AI、高校教育向けAI伴走支援を開始 「N-E.X.T.ハイスクール構想」に対応

 Polaris.AI株式会社は、文部科学省が推進する「N-E.X.T.ハイスクール構想」に取り組む自治体、教育委員会、高等学校向けに、AI伴走支援サービスの提供を開始した。計画策定から授業実装、効果測定、成果波及までを一貫して支援する。  同構想は、地域の実情に応じた高...

塾ニュース|地域教育

デジタル・ナレッジ、大阪府の産学官共創教育モデル事業を受託

高校生約70人が参加する「OSAKA共創LAB」始動  デジタル・ナレッジは、マイナビ、ファイアープレイスと共同で、大阪府教育庁の「府立学校産学官共創教育モデル事業企画運営等業務」を受託した。大阪府が主体となる共創型学習プロジェクト「OSAKA共創LAB」を推進する。 ...

塾ニュース|受験

2027年度新増設はデジタル・半導体へシフト、豊橋技科大の大規模統合や4私大の募集停止など再編加速

 河合塾がまとめた2027年度の大学新増設・改組動向(6月時点)によると、18歳人口の減少や社会ニーズの急変を背景に、全国の国公私立大学で大規模な組織再編が相次ぐことが分かった。データサイエンスや半導体といった先端技術分野への特化が進む一方、伝統的な人文学部や外国語学部の縮小・...

青楓館高等学院、EDU-Portニッポン応援プロジェクトに採択 日本・香港・シンガポール3校で「AI×社会課題」探究PBLを実施

 通信制高校サポート校の青楓館高等学院は、同校が取り組む「日本・香港・シンガポール3校『AI×社会課題』グローバルPBL」が、文部科学省の令和8年度「EDU-Portニッポン」応援プロジェクトに採択されたと発表した。

 EDU-Portニッポンは、日本型教育の海外展開を推進する文部科学省の官民協働プラットフォーム。採択事業には、応援プロジェクトの呼称やロゴ使用、海外展開先での関係機関との調整支援などが提供される。

 今回のプログラムでは、日本、香港、シンガポールの3校が連携し、AIを活用して社会課題の解決に取り組む探究型学習を実施する。生徒は国境を越えて同世代と対話しながら、AIをどのように使い、社会課題に向き合うかを考える。

 青楓館高等学院は、全生徒を対象にした週次1on1、企業・自治体と連携したPBL、AIを活用した学びの可視化と進路接続に取り組んできた。一般社団法人教育AI活用協会の「AI先端モデル校」としても、教育現場でのAI活用を進めている。

 同校は、不登校経験のある生徒も含め、一人ひとりが「自分らしく生きていく」ための学びを重視している。今回の採択は、1on1や探究学習、AI活用を組み合わせた実践が、日本型教育の海外展開モデルとして評価されたものといえる。

 AI時代の教育では、技術を使う力だけでなく、社会課題を発見し、他者と協働して解決策を考える力が求められる。国際連携による探究学習の取り組みとして、今後の広がりが期待される。

品川区、学生向け創業相談窓口を新設 小学生から大学生まで起業・地域活動を支援

 品川区立西大井創業支援センターは、小学生から大学生までを対象にした「学生向け創業ワンストップ相談窓口」を新設する。起業を目指す学生だけでなく、地域活動や探究学習、社会課題解決に挑戦したい学生の相談にも対応する。

 同窓口では、学生のアイデアや活動内容を聞き取り、一人ひとりに合った支援制度や専門家、地域の関係者を紹介する。必要に応じて、起業支援の専門家であるインキュベーションマネージャーへの相談予約や、品川区の起業支援施策への接続も行う。

 対象は、品川区在住・在学の小学生、中学生、高校生、大学生、専門学校生などで、保護者からの相談も受け付ける。参加費は無料で、毎月定期的に開催する。相談は事前予約制の個別形式で行う。

 探究学習やアントレプレナーシップ教育の広がりにより、子どもや学生が自分の関心をもとに挑戦する機会は増えている。一方で、学校外で相談できる場や地域との接点は限られている。今回の窓口は、若年層が安心して最初の一歩を踏み出すための支援拠点として期待される。

Polaris.AI、高校教育向けAI伴走支援を開始 「N-E.X.T.ハイスクール構想」に対応

 Polaris.AI株式会社は、文部科学省が推進する「N-E.X.T.ハイスクール構想」に取り組む自治体、教育委員会、高等学校向けに、AI伴走支援サービスの提供を開始した。計画策定から授業実装、効果測定、成果波及までを一貫して支援する。

 同構想は、地域の実情に応じた高校教育改革の先導拠点校を創出し、そこで得られた成果やノウハウを地域全体へ広げることを目的とする。学校現場では、AIやデータ活用を授業にどう取り入れるか、教員が使いこなせるか、効果をどう測定するかといった課題がある。

 Polaris.AIのサービスは、構想で示される3つの改革類型に対応する。地域産業とAIを結びつける探究学習、理数系人材を育てるAIカリキュラム、特別支援や不登校、外国にルーツのある生徒など多様な学習ニーズに応じたAI支援を提供する。

 具体的には、地元企業のデータを活用した課題解決型学習、AI研究者やエンジニアとの交流、教員向けの生成AI活用研修、個別の教育支援計画作成を補助するAIシステムの開発などを行う。

 同社は東京大学松尾研究室発のスタートアップで、教育分野での生成AI実証や政策提言の実績を持つ。

デジタル・ナレッジ、大阪府の産学官共創教育モデル事業を受託

高校生約70人が参加する「OSAKA共創LAB」始動

 デジタル・ナレッジは、マイナビ、ファイアープレイスと共同で、大阪府教育庁の「府立学校産学官共創教育モデル事業企画運営等業務」を受託した。大阪府が主体となる共創型学習プロジェクト「OSAKA共創LAB」を推進する。

 同事業は、大阪・関西万博で広がった高校生、企業、大学による共創型学習の成果を、府立学校における探究的・共創的な学びへ継承・発展させることを目的とする。府立学校に通う高校生約70人が、企業や大学、地域と連携し、社会課題をテーマにしたプロジェクトに取り組む。

 生徒は、6つのテーマから自身の興味・関心に応じて課題を選び、チームで企画立案、試作、検証、成果発表までを行う。活動期間は約8カ月で、年度末には成果を社会に向けて発信する。

 各チームにはファシリテーターを配置し、企業や大学が共創パートナーとして参画する。高校生は実社会で活躍する大人との対話やフィードバックを受けながら、教室内にとどまらない実践的な探究活動に取り組む。

 デジタル・ナレッジは、eラーニング専門ソリューション企業として培ってきた教育テクノロジーの知見や導入実績を生かし、学習プログラムの円滑な運営と教育モデルの定着を支援する。

 万博レガシーを一過性の取り組みにせず、学校横断・企業連携による探究学習として継続的に展開できるかが今後の焦点となる。

「ヨンデミー」利用家庭、図書館利用が増加 借りた本は累計約117万冊 全国2841館に広がる

 子ども向けオンライン読書習慣サービス「ヨンデミー」を運営する株式会社Yondemyは、利用家庭を対象にした図書館利用に関する実態調査の結果を発表した。これまで図書館にほとんど行かなかった家庭の96%が、利用開始後に月1回以上図書館に通うようになった。

 調査は、ヨンデミー利用家庭の保護者799人を対象に実施した。図書館に行く頻度が増えたと回答した家庭は82.9%で、利用頻度は開始前の約2.7倍に増加した。特に、図書館にほとんど行かなかった家庭の約半数は、週1回以上通うようになったという。

 図書館との関わり方にも変化が見られた。一度に借りる冊数が増えた家庭は75.6%に上り、子どもと一緒に行くようになった、複数の図書館を使うようになった、子どもの利用カードを作ったといった回答もあった。

 ヨンデミー利用家庭が図書館から借りた本は、2020年11月から2026年6月までの累計で約117万冊に達した。利用は全国47都道府県、1086自治体、2841館に広がっている。

 子どもの図書館利用は学年が上がるほど低下する傾向がある中、家庭で読書を楽しむ習慣が図書館利用につながっている点は注目される。オンラインサービスと公共図書館を結びつける読書支援の取り組みとして、今後の広がりが期待されそうだ。

福山市立大生が地域防災プロジェクトに参加

産学官民で「みんなの防災倉庫」設置へ

 一般社団法人みんなの防災倉庫普及協会は、福山市立大学と共同で、学生が地域・企業・行政と連携して防災備蓄拠点「みんなの防災倉庫」を設置するプロジェクトを開始した。実施期間は5月から10月まで。

 対象となるのは、過去の豪雨で浸水被害を経験した福山市深津学区。福山市立大学の学生8人が、地域の災害リスクを調査し、備蓄品や運用方法を検討する。10月には設置報告会を開き、学生が住民に防災倉庫の利用方法を説明する予定だ。

 プロジェクトには、深津学区まちづくり推進委員会、福山通運、福山市、福山市立大学、みんなの防災倉庫普及協会が参加する。福山通運はサポーター企業として設置を支援する。

 学生は、地域住民や行政、防災士、気象予報士らとの対話や現地調査を通じて、地域の実情に応じた備蓄品を検討する。防災倉庫を設置するだけでなく、その過程を実践的な学びと地域防災力の向上につなげる点が特徴だ。

 同協会は今後、この取り組みを継続的な産学官民連携プロジェクトとして発展させ、福山市から全国へ広がる地域防災モデルの構築を目指す。学生が社会課題を発見し、地域での実装まで関わる実践型プロジェクトとして注目されそうだ。

神戸山手グローバル中高、文科省「EDU-Portニッポン応援プロジェクト」に2年連続採択 国際協働PBLを推進

神戸山手グローバル中学校・高等学校(平井正朗校長)はこのほど、文部科学省の「EDU-Portニッポン応援プロジェクト」に昨年度に続き採択されたと発表した。今回は2カ年事業として実施される。

本年度のテーマは「遠隔協働学習を基盤とした英語×教科横断PBLの国際共同実証」。同校ではこれまで、「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」への教育転換を掲げ、教科横断型の探究学習を推進してきた。今回の採択を機に、その取り組みをさらに発展させ、日本型教育モデルの海外展開にも取り組む。

事業では、フィリピンやケニアなどの海外協働校とオンラインで連携し、英語・数学・情報を融合した教科横断型PBL(課題解決型学習)を共同実施する。国や文化、教育制度の異なる生徒同士が、一つの課題について対話を重ね、多様な視点から解決策を探ることで、国際社会で求められる資質・能力の育成を目指す。

また、教育活動の一環としてeスポーツタイトル「Valorant」を活用する点も特徴だ。同校では競技としてではなく、戦術設計やデータ分析、役割分担、コミュニケーションなどを学ぶ教材として位置付け、国際チームによる協働を通じてPBLを実践する。

評価面では、生徒の成果だけでなく、共通ルーブリックによる学習評価や各国教員による授業改善、学習ログの分析などを通じて、学校組織全体の改善につなげる方針。日本型カリキュラム・マネジメントの考え方についても海外教育機関と共同で検証し、新たな教育モデルの構築を目指すとしている。同校では、「ICTを活用すること自体ではなく、『何を学び、誰と学び、どのような社会を創るのか』という教育の本質を重視している。世界とつながる学びを通じて、生徒一人ひとりの可能性を広げるとともに、日本発の教育モデルを世界へ発信していきたい」としている。

農山漁村の課題解決へ地域金融機関を募集 農水省の官民共創事業 40〜50件程度を採択予定

 農林水産省は、農山漁村の地域課題と企業の技術・サービスをつなぐ「官民共創マッチング事業」で、地域金融機関等の公募を行っている。公募期間は7月31日までで、全国40〜50件程度の採択を予定する。

 事業名は「令和8年度 農山漁村における地域金融機関を中間支援組織とした官民共創マッチング事業」。地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合などを対象に、農山漁村の課題整理から企業とのマッチング、案件形成までを支援する。

 農山漁村では、農林水産物の高付加価値化や担い手確保に加え、交通、買い物支援、観光、デジタル活用など、地域ごとに多様な課題がある。地域金融機関は、自治体や地域事業者との接点を生かし、課題を企業に伝わる形に整理する役割を担う。

 事務局はJTBが担い、リディラバが伴走支援を担当する。応募機関の経験や地域課題整理の進捗に応じ、説明会から始めるものや、マッチング・案件形成まで進めるものなど、3つの業務メニューを用意する。

 令和7年度は全国10地域で実施され、企業235社、市町村等167団体が説明会に申し込み、31件の案件形成につながった。地域金融機関の非金融支援機能を生かし、農山漁村の課題解決を後押しする取り組みとして注目されそうだ。

名商大、今夏17カ国へ学生派遣 国際ボランティアで社会課題に挑む

 名古屋商科大学(愛知県日進市)は、2026年度夏季国際ボランティアプログラムにより、学生61人を世界17カ国に派遣する。異文化への理解を深め、社会的な課題に対する認識を高めるとともに、主体的に動く力や国際的な視点を習得することを目指した実践的な取り組みだ。
 今回の派遣先は、欧州の11カ国(イタリア、ドイツ、フランスなど)と、アジアの6カ国(インド、台湾、モンゴルなど)を合わせた計17カ国に及ぶ。学生は現地の活動拠点で、世界中から集まる他国の参加者と生活を共にしながら、環境保全や歴史的遺産の保護、地域の活性化、子供たちへの教育支援といった、各国の事情に応じたボランティア活動に従事する。
 出発を控えた学生たちは現在、現地での安全を確保するための危機管理や犯罪への対策、英会話の習得などに励んでいる。さらに、空港から滞在先までの移動経路の策定や、不測の事態が発生した際の対応策を事例形式で学ぶなど、充実した活動に向けた準備を重ねている。
 同大では交換留学や海外インターンシップなど、多彩な国際教育プログラムを展開している。国際ボランティアもその重要な柱の一つであり、2025年度には年間で78人が参加した。今夏も多くの学生が、世界各地を舞台に貴重な経験を積むこととなる。

探査機「ニューホライズンズ」が過去最長の休眠から覚醒、地球から95億キロのカイパーベルトで活動再開

 米航空宇宙局(NASA)の宇宙探査機「ニューホライズンズ」が、過去最長となる休眠期間を経て無事に活動を再開した。米ジョンズホプキンス大学応用物理学研究所のミッション管制官の発表によると、現在、地球から95億キロメートル離れた太陽系外縁部を飛行中の同機は極めて良好な状態にあり、氷の天体が密集する「カイパーベルト」で収集した未知のデータを地球へ送信する準備を進めている。