岐阜県内で東進ゼミナールなどを展開する株式会社東進(岐阜県可児市)は、創立35周年スペシャルイベントとして「特別教育講演会」を、6月11日、美濃加茂市内で開催した。
会場には、東進の社員や講師のほかに、東進ゼミナールに通う生徒や保護者を含め約150名が参加した。スペシャルゲストとして招かれた、多治見市出身で高校時代に東進ゼミナールに通っていた、モデルで女優としても活躍している鈴木ちなみさんや、美濃加茂市の藤井浩人市長も登場し会場を沸かせた。
講演会では、元ユネスコ特命全権大使であり、千葉科学大学学長の木曽功・内閣官房参与や、公益財団法人ユネスコ・アジア文化センターの佐々木万里子氏らが招かれ、〝これからの教育〟をテーマに講演した。また、今年で創立35周年を迎える東進は、6月13日より社長に就任する飯田裕紀(ひろき)取締役の就任式もおこなわれた。
就任の挨拶で裕紀氏は「私たちは教育者として、教科や知識を教えるだけでなく、子供たちが成長し将来活躍できるよう、『生きていく力』をつけることが使命だと確信している。私の父(陸三氏)が創った企業理念「成長と感動」を引き継いで、より一層子供たちのために教育を追求していきたい」と話した。
同社は、その実現を目指して、ほか企業や団体とも積極的にコラボレーション(協働)し、最先端の教育を生み出して行きたいとしている。同社はこれまでにも、全国に花屋のネットワークをもつ花キューピットと、卒業に際して保護者に花をプレゼントすることを通して「感謝すること」の素晴らしさを体感してもらうイベントを企画したほか、広告代理店の電通とは、自分で教科にとらわれず自由に問題を考え、友人や先生や保護者と答えを出し合う「こうかんドリル」を考案し、子供の創造力や表現力、コミュニケーション能力を引き出すきっかけを用意している。また、今夏からは、語学留学を支援するスクールウィズと協働でフィリピン英語留学ツアーを企画し、生徒たちの自己管理能力、コミュニケーション能力、挑戦する力を鍛えるという。東進は、35周年を機に社長交代し、これからも社員一丸となって教育サービスの最先端をひた走るために、さらなる挑戦を続けていく構えだ。